オオサカジン

  | 茨木市

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Posted by オオサカジン運営事務局  at 

2013年02月28日

冬の釧路湿原 SL湿原号に乗ってきました。宙翔9歳

ネコ9歳の誕生日は2012.10.14ですが......。
時期をずらして誕生日記念旅行へ


網走から釧路へとつづく鉄道の旅
冬の湿原号へ乗り継ぎ、釧路湿原を横断しました。
2013.2/9~2/11 建国記念日の連休です。

出発進行!



2/9JR茨木駅からリムジンバス乗車---関空へ

大失敗!往復のリムジンチケットを買ってしまった。
帰りは伊丹や!ちゅーの。3人×1,000円のミスは悔しい。


関空--新千歳空港--乗継2時間お土産ゲット--女満別空港




空の早得55なら早い時期に必ず好きな便を抑えられる
と思ったのは間違いで、パソコン予約はもっと早い
札幌雪まつりとブッキング
朝飛んで、夜に帰る飛行機は早々に売り切れ
せっかくの3日連休を昼に出て翌々朝に出発とは
丸2日しか遊べない行程となってしまった。
札幌雪まつりに行こうにも電車で千歳から40分
すぐそことはいかない北海道は広い......だだ広い......。

女満別空港についたのは19:00
タクシーで30分、吹雪の網走へ向かう



網走湖は凍って氷は20センチあるとか

氷上をスノーモービルが走り、遠くにはイルミネーション
わかさぎ釣りのテントの中の明かりがポツポツ
一晩中釣りを楽しむけど、凍えないらしい
テントの中は暖かいのか





宿泊は網走観光ホテル
凍った網走湖の氷上はイルミネーションで飾られ
雪まつりの雪像が並んでいる。昨日は猛吹雪とか。
少しここで遊びたいところが、ホテルノチェックインがまだ
というわけで、ひたすら乗物に乗る1日で、ようやく到着。
さいはて網走へきた

つき出しはいくらと塩くらげ、こまいの南蛮
造りはまぐろ、いか、牡丹エビ、ホタテ、サーモンルイベ
毛ガニ半匹付けと十勝牛陶板焼き
エビ天ぷらはカリカリ
ワカサギ煮付けとしじみ釜めしは網走湖産
他にも、北海道ミルクのクリームシチュウは絶品
これで1泊2食付き10500円となんと格安。

北海道の雪はサラサラ


2/10網走駅から快速しれとこで標茶駅まで
標茶からSL冬の湿原号に乗り、釧路へ行きます。

ここは網走番外地


春に....春に追われし花も咲く
きす(酒)引け きす引け きすぐれて
     どうせ俺いらの 行く先は
        その名も 網走番外地


ホテルから駅までの道のり
遠くに網走刑務所を見た

番地のつけようのない最果ての地ゆえに
番外地とされたらしい
昔は殺人強盗など凶悪犯が収監された監獄
逃げように逃げられない.....逃げても自然が許さない

緒方拳さんが演じた「破獄」では、一生を脱獄に生きた
一人の受刑者が描かれている。
味噌汁の酸で鉄格子を溶かす数年
関節を自らはずせる特異な身体ですり抜けた鉄格子

再びつかまり、諦めず再び試みる脱獄と収監の一生
その度罪は重くなっていく......実話を描いている

今は旧舎は歴史博物館となり、新しい刑務所と官舎が並ぶ
3年以内の軽犯罪者が収監されているとか。

網走駅の監獄に入ってみたら
写真はクリックして見てね



今日はいい天気




網走駅に到着、快速しれとこを待つ





うに・いくら・かに天こ盛り弁当とワンカップを調達
今朝の気温はマイナス7度、温かいらしい
先週宗谷岬にきていた寒波はマイナス20度のブリザード
まつげも鼻毛もすぐ凍る
そんなとき来ていたら外には出れないよ....と地元の人

10:02発快速しれとこ乗車





網走から知床斜里までは進行方向左の車窓に海が続く
オホーツク海に面した長い平らな海岸線を見ながら
遠く海の水平線に見えているのは流氷
近く浜辺に見えているのは、打ち寄せられた流氷

網走からオーロラ船に乗り込む方法もあるが1日が必要
北海道旅行は1週間使いたい......広い...ただ広い





知床斜里から南へ向かうと川湯温泉をすぎて標茶駅
ここからSLに乗り換えをするけど、その前に駅前ラーメン
これがなかなか出てこないので、時間がないと心配
大阪人のいらちがでてしまったサー

13:52発釧路行SL冬の湿原号 出発ー!!



格納庫からいよいよSL登場
白い雪に煙が似合う
出発の合図は標茶の鐘
遠くの山まで鳴り響く













雪原に鶴が舞う





拍手ニコニコ

車内は暖か ストーブでするめを焼いてビールの時間
途中、摩周湖の近くで小休止 ここで乗り込む人もいる








さて僅か1時間20分の旅
そろそろ終点釧路駅へと



到着!!

湿原号は朝釧路から標茶へ向い、午後釧路へ戻る
私たちは午後便なので機関車は反対についている
このSLは春には函館大沼や秋には札幌定山渓へも走る

釧路駅ではステーションギャラリーに鶴、エゾ鹿、北キツネ

釧路川の河口、海に落ちる夕陽を見に行くと





釧路港の夕陽





最高のロケーション

風が冷たい釧路の港 
落ちる夕陽の水平線に
海上保安庁の警備は続く



炉端焼き発祥の地と聞く
釧路のあぶりやへ夕ごはん




松前かずのこ あおりいか 殻付き馬ふんウニ生食
今日は外食で好きなものゲット、釧路の夜最高



短い旅の終わりの日
2/11和商市場で蟹を買う


和商市場は8時開店


それより早い、くしろ丹頂市場は6時はんから

くしろ公園にはSLが鎮座し、その雄姿を誇る




釧路の街さようなら
釧路プリンスホテルの朝ごはん良かったよ

ラウンジから見る朝の釧路港





釧路空港では
みみずく、ホルスタイン、そして丹頂鶴に乾杯





☆  ☆
       ☆

実はこのあと3月初めの日
羅臼町、網走にかけて猛烈な寒波が襲いました。
雪に閉じ込められた人々9名が犠牲になられ
尊い命が失われました。ニュースで知った時息を飲み
北国の恐ろしさを知りました。
自然とはなんと酷いものか
私たちを楽しませた雪は凶器ともなった.......。
涙が止まりませんでした。
このことを忘れません。
そして、マイナス20度のブリザードを体験したいなどと
決して言いません。
どうか安らかにお眠り下さい。
                  2013.3.5 西岡洋子

☆☆
      ☆
            ☆   花








  


Posted by 西岡専務  at 08:48Comments(0)SL制覇の旅



illustration by workship K