防水プロフェッショナル

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摂津峡へ蟹を放しに行きました
９月２０日(日)　午後　快晴



私の部屋には沢ガニのケースがふたつ

美馬のカニ
左には徳島県美馬市の谷川で捕まえた美馬ガニ
今年の夏は冷夏で谷水が冷たすぎ、姿は小さい
お盆につれてきたけれど、あれからあまり成長していない



高槻ガニ
右には夏の終わりに摂津峡へいって捕まえた高槻ガニ
これはもう子供をおなかにいっぱい抱えていた
水から引き上げるとバラバラと子供ガニが落ち、
その子たちを水に戻して親だけ連れてきた
熟年か甲らも堅く大きい


この夏の収獲はそれぞれ見事なつわものである
夜中には、カサコソ、ガサゴソ
あれ、何の音？と思ってぞっとしたこともある

５歳の孫からの預かりもので、ご飯をあげたり
水を替えたり、ケースを洗ったり
捕まえたのは私、世話をするのも私
情操教育の一環を担っているともいえるかも

しかし、毎晩枕元で聞こえてくる
こわいかに
　　出して出してここから出して

まいにちカニを見て楽しんでいる子に言った
逃がしてあげようか......



はじめはいやだ、いやだと言っていた
困った...今年の冬はこのケースの中で
生き残ってくれるのか、それとも

連れてきた罪は深い、大方見る夢がカニになる

そらとに言った
逃がしてあげよう
そして来年の夏会いに行こう


摂津峡は夏の頃のせせらぎが大きく変わって
もう昨日からマスつり池になっていた

大丈夫？また会おうね

この小さい子は美馬ガニ　クリックしてね

不思議なポーズでなかなか逃げないこの大きい子は
高槻ガニ.....逃がしてくれたお礼を言ってんの、それとも
捕まえられた怒りと恐怖を訴えてんの？.....それとも



逃がしてあげた

お祝いに　心ばかりの　バーベキュー
　　　カニも今ごろ　ふるさとの宿　

おっと、ここへ連れてこられた美馬ガニさん
ふるさとではない川で、きっときっと友達作って...




そらと５歳　多感なきざしが見えてきた



美馬ガニさん、高槻ガニさん、
　　　　　　　楽しい日々をありがとう